苦労してインナーチャイルドを癒すことから卒業しませんか

催眠療法

今、話題になっているインナーチャイルドという言葉。きっとこの文章を読んでくださっているあなたもインナーチャイルドについてどこかで知って下さったことと思います。実は、今あなただけではなく多くの人たちが愛されない、人の目線が気になる、人間関係が怖い、過去のトラウマが今の人生を邪魔をしてくる..。など人生を左右するお悩みを抱えています。

今回は、同じ様に悩んでいらっしゃるあなたに知って欲しいインナーチャイルドの癒し方、そして意外と知られていないインナーチャイルドの正体なども含めてお伝えします。

最後まで読んでいただくと、きっと苦労せずにそして無理することなく楽々変化できるきっかけになると思いますので、楽しみにしていただけますと幸いです。

目次

知っておきたいインナーチャイルドの正体と今への影響

自己催眠

子どもの頃に経験した感情や出来事が、私たちの内なる子どもを形成しています。インナーチャイルドは、その過去の自分、特に幼少期に刻まれた感情や信念の集合体を指します。これらの感情が大人になっても私たちの行動や感情に深い影響を与えているのです。

過去の出来事が今の自分の足枷になっている

インナーチャイルドは、過去の出来事が形成した感情や信念の集合体です。例えば、幼少期のトラウマや喜びが、現在の自分にどのように影響を与えているかを考えてみましょう。友達との喧嘩で傷ついた経験が、今でも人間関係に対する不安を生み出している可能性があります。

よくあるインナーチャイルドの例
・相手の顔色を伺い、自分の本音を伝えられない
・私は愛されないのかもしれないと不安になる
・大切な人に対して、自分は愛されているの確認したくなる
・誰にも頼ることができずに、ひとりで責任ばかり負ってしまう

この様な傾向があります。その原因は、様々あると言われていますがこんなことが過去に起きた方が多いです。

インナーチャイルドの原因
・親にうるさく注意された
・過去に酷いいじめにあったことがある
・感情的な親を幼少期の頃から見てきた
・褒められすぎてしまい、人からの承認がないと不安になる

けして、親が悪い、良いということをお伝えしたいのではなく、あくまでも原因のひとつとしてあったと思っていただけると嬉しいです。

インナーチャイルドを癒すための大切なポイント

ヒプノセラピー

インナーチャイルドの癒しは、優しさと理解のプロセスによって始まります。あなた自身が、まずはあなたの幼少期の頃をそっと抱きしめてあげることから、全ては始まります。

過去の傷を優しく包み込み、過去に傷ついたインナーチャイルドに優しく手を差し伸べ、その存在を認めることで徐々に癒されていき現実も変化をしていきます。

もう少し詳しく見ていきましょう。

ステップ①過去の傷を優しく抱きしめてあげる

過去の傷を優しく包み込むとは、心にやさしいブランケットで出来た温もりに包まれるような感覚です。例えば、子どもの頃に友達との摩擦から生じた感情の傷を思い返し、その出来事に対して優しく向き合います。この包み込むプロセスで、過去の傷が今の自分を取り巻く暖かな抱擁に変わり、安心感が心に広がります。

ステップ②小さい頃のあなたにお手紙を書いてみる

幼い頃に取り残された想いに対する共感をすることで、今抱えているお悩みを解消する一歩に近づきます。例えば、あなたが過去の自分が孤独感を味わったとき、現在の自分がその感情に共感することで、インナーチャイルドもその共感に包まれ、嬉しさや理解を得ることができます。

もしも、時間があるときは、過去の自分に手紙を書くことで、内なる子どもに対する深い共感を表現し、癒しのプロセスを進めることができます。

ステップ③今のあなたの本音と少しだけ対話をしてみる

過去の傷に向き合いながら、現在の自分との対話が重要です。例えば、自分に対して「今の私はどう感じているのか」と問いかけ、感情や思考を素直に受け入れます。この対話のプロセスで、現在の自分がインナーチャイルドに寄り添い、過去の出来事に対してより理解を深めることができます。自分との対話は、成長と癒しの新しい一歩となりますのでおすすめです。

それでもなかなか思うようにいかない時におすすめの方法があります。
一緒に、続けて読み進めてみましょう。

インナーチャイルドを癒すための大切なポイント

ヒプノセラピー

ビジュアライゼーションとアファーメーション

ビジュアライゼーションやアファーメーションは、インナーチャイルドとの対話を豊かにする手段です。例えば、過去の痛みや不安をビジュアライズし、それに寄り添いながら優しいアファーメーションを唱えることで、インナーチャイルドに愛と癒しを届けることができます。

具体的な例として、過去のいじめの瞬間を思い出し、心の中でその場面を変え、自分に対して「私は強く、愛されている」と肯定的な言葉で語りかけることが挙げられます。このプロセスはまるで、心の中で新たな物語を紡ぐようなもの。自分自身に対する優しい言葉で、癒しの旅が進むことでしょう。

セラピストの力を借りて、二人三脚で支えてもらう人を増やす

信頼できるセラピストは、癒しの旅を共に歩む重要なガイドです。彼らとの協力によって、インナーチャイルドとの対話が深まり、セラピーの効果が一層増大します。具体的な例として、セラピストとのセッションで感じた不安や緊張をシェアし、それに対するセラピストの導きやサポートを受けることが挙げられます。セラピストはあなたの成長を心から願っており、安心して感情や思いを分かち合うことで、癒しのプロセスがより効果的に進むことでしょう。

穏やかな心と深い呼吸による安定感を常に感じられる様に

瞑想や深い呼吸法を取り入れることで、インナーチャイルドとの安定した対話が可能です。例えば、心地よい音楽や自然の音に耳を傾けながら、ゆっくりと深呼吸をすることで、過去の感情に優しく触れ、インナーチャイルドとのコミュニケーションが深まります。具体的な例として、心の中で自分が安心できる場所をイメージし、その場所での呼吸を整えることで、過去の傷つきから解放される感覚を味わうことが挙げられます。穏やかな内観と深い呼吸によって、安心感と癒しの流れを育むことができます。

インナーチャイルドを癒して、本来のあなたの魅力に気づこう

現代催眠

このまとめは、インナーチャイルドセラピーの実践においてビジュアライゼーション、アファーメーション、セラピストとの協力、瞑想、呼吸法の活用がどれも重要であり、これらの手法を組み合わせることでより深い癒しと成長が得られることを強調しています。セラピーを通じて、自分との対話を大切にし、愛と理解に満ちた新たな自己の旅を始めてみませんか。

この記事を書いた人

公認心理師・産業カウンセラー。カウンセリング経験数1万人以上。大手クリニックで臨床心理士20名を統括。その後は独立。現在は10名のカウンセラーを束ねながら、企業への講演会、顧問として社内のハラスメント及び従業員のメンタルケア及び経営者のメンターとしてアドバイスも実施しています。

コメント

コメントする

目次