アダルトチルドレンとインナーチャイルドの関係性とその解決方法とは

催眠療法

過去の傷やトラウマは、私たちの心に深い影響を残し、日常生活においてさまざまな挑戦に直面する原因となります。この記事では、特に「アダルトチルドレン」と「インナーチャイルド」に焦点を当て、これまでの過去の傷を癒しながら、本来あなたが持っている「自分らしさ」を取り戻すことができるように、一緒に読み進めてみましょう。

目次

今、知っておきたいアダルトチルドレンという言葉

自己催眠

アダルトチルドレンという言葉は、Instagramやtiktokを見てもかなり多くの方が悩んでいることのひとつなのかなぁと思っています。実際に、当社でも人間関係、キャリア、結婚、夫婦関係のお話を聞いっていると関係していることが多い気がします。さて、このアダルトチルドレンの正体についてこれからお伝えさせてください。

アダルトチルドレンとは、今のあなたにどんなマイナスな影響を与えているの

アダルトチルドレンは、例えば、過去の不安定な環境や家庭内のトラウマに起因して、大人になっても過去の影響を受け続けることがあります。過保護な環境から解放された後も、自信を持ちにくく、他者との関係に不安を感じることが一般的です。また、感情の表現が難しく、自分の気持ちを適切に伝えることが難しい瞬間があります。

日常生活で、アダルトチルドレンが足枷になるシーン

アダルトチルドレンの影響は、仕事やパートナーシップなどの日常生活に広がります。過去の経験が現在に及ぼすことが原因で起こってしまいます。実際に、どのようなケースがあるのでしょうか。もう少し具体的なケースについてご紹介をさせてください。

よくあるアダルトチルドレンのケース
・人の顔色を伺って、自分の気持ちを素直に言えない
・ひとりで頑張ろうとして、苦しくなってしまう
・相手の気持ちが気になってしまい、精神的に疲れてしまう
・自分だけが我慢をすれば良いと思ってしまう
・人の言葉や態度に敏感になってしまう


この様に、人との関わりに関係することがもっともお困りごとを生み出しています。

それが原因で、信頼関係の構築が難しくなり、仕事や人間関係で過度な不安を感じることがあります。これが続くと、ストレスや抑うつ病になる方も少なくないのが本音のところです。

アダルトチルドレンを克服するためのポイントは?

アダルトチルドレンを克服するためには、自分自身を受け止めてあげることがとても大切なポイントになります。

・人に対して信用できなくてもOK
・人間関係は少し下手でもOK
・相手の顔色を伺ってしまってもOK

どんなあなたでも、どんな気持ちを抱いていても、それを否定することなく「それも自分なんだ」とまずは受け入れてあげてください。否定しなくても全く大丈夫。誰しもが苦手なことや得意なことがあるのですから、まずは自分の感情を押さえ込まない、無理して「いい人」でなくてもいいということを自分自身に教えてあげることが大切です。

さて、アダルトチルドレンと関係をしているインナーチャイルドについても一緒にみていきましょう。

アダルトチルドレンと関係しているインナーチャイルドはどんなもの?

ヒプノセラピー

そもそも、インナーチャイルドとはどんな存在なんだろか

大人になった人が心の中に持っている、子ども時代の感情や経験に関係する部分のことです。成人が過去の辛い経験や感情に向き合い、理解し、癒すために使われる考え方です。インナーチャイルドは、成長する過程で感じた嬉しいことやつらいこと、安心感や不安などの感情を指します。

しかし心の傷が増えるほど幼少期に取り残された気持ちが大人になっても消えずに、異性に対して依存をしてしまったり、自分自身の本当の気持ちが分からなくなってしまったりと本来幸せに過ごせることも過ごせなくなってしまうこともあります。

今すぐできるインナーチャイルドの応急処置2選

①過去の自分をイメージしながら包み込んであげる

具体的な対話の例として、過去の自分に安心感を与えるメッセージを考えることが挙げられます。例えば、幼少期に不安を感じていたなら、現在の自分がその子どもに対して掛ける言葉や愛情に焦点を当てることで、感情の癒しを促進できるでしょう。

②幼少期の自分の写真を見ながら欲しかった言葉を声に出して伝えてあげる

具体的な儀式として、毎日少しずつインナーチャイルドへの愛を表現することが挙げられます。例えば、写真を見返し、幼少期の自分に感謝の気持ちを伝える習慣を取り入れることで、内なる子どもへの深い癒しを築くことができます。

インナーチャイルドとアダルトチルドレンの関係性

退行催眠

アダルトチルドレンをケアすると、インナーチャイルドも回復する理由

アダルトチルドレンとインナーチャイルドの相互作用は、アダルトチルドレンが自己探求の旅に踏み出す中で鮮明になります。例えば、アダルトチルドレンが過去の傷を回想し、それに対して愛情と理解をもって接することで、インナーチャイルドも過去の痛みから解放され、安堵感を感じることができます。アダルトチルドレンの自己探求が進むほど、傷ついた幼い頃の自分もより積極的に変化をしていき現実がより良い方向に変化をしていきます。

インナーチャイルドもアダルトチルドレンも2個で1セット

アダルトチルドレンが感情の癒しを進める過程で、インナーチャイルドも少しずつ癒されていきます。例えば、アダルトチルドレンが過去のトラウマに向き合い、それを受け入れることで、インナーチャイルドは徐々に安心感や愛情を受け入れる余地を見つけます。アダルトチルドレンの過去への理解と受容が深まれば深まるほど、インナーチャイルドも自身の成長に対して前向きな変化を遂げ、感情の癒しに向けたプロセスが効果的に進行します。

インナーチャイルドとアダルトチルドレンは、2つでセット。どちらも癒しをしていくことが大切です。

アダルトチルドレンやインナーチャイルドを癒すためのステップ

現代催眠 ミルトンエリクソン

アダルトチルドレンやインナーチャイルドを癒すためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。ここでは、今すぐにできる心の応急処置だけではなく、本格的に癒して自分らしく、楽しく過ごしたいと思っているあなたにもおすすめの方法を2つご紹介sいます。

勇気を出して過去の傷に向き合ってみる

STEP
傷ついた過去のトラウマや嫌なできごとを理解してあげる

過去のトラウマや傷ついた経験を振り返り、それが感情や行動にどのような影響を与えたかを理解します。傷ついた瞬間を具体的に掘り下げ、感情の源泉を突き止めることが重要です。

STEP
過去の傷を解放させてあげる

過去の傷を受け入れつつ、その感情を解放する方法を見つけます。感情を抑え込むことをせず、あの時に本当はどうして欲しかったのかを素直に紙に書き出してあげます。怒り、悲しみ、寂しさ、どんなことも全て書き出してみてください。この時に、いろいろな感情が湧き上がってくると思いますが、どんなことも気にしなくて大丈夫。
自分の感情に対してジャッジをせずに好きなだけ書いてあげましょう。

幼い頃の自分と少しコミュニケーションをとってみる

STEP
インナーチャイルドの心の声を聞いてあげる

日少しずつ、内なる子どもの声に耳を傾けます。感情や不安、希望に対する内なる子どもの声を理解し、大切にすることで、深いつながりが生まれます。

STEP
優しい言葉を大人になった自分自身にかけてあげる

毎日の中で、自分に対して優しい言葉をかけることが重要です。自分を励まし、過去の自分を受け入れることで、自己評価が向上し、安心感が生まれます。

STEP
趣味や楽しいことを見つける

インナーチャイルドに対するケアは、楽しみや興味を追求することでも表現されます。趣味や好きなアクティビティに時間を割くことで、子ども時代の喜びや好奇心を再発見し、内なる豊かさを育むことができます。

本格的にインナーチャイルドを癒したい時のすすめ。

自己催眠

限りある人生の時間を、もっと自分らしく生きたい!後悔をしたくない!今のままで本当に良いのだろうか。そう思っている時におすすめなのが、専門家に頼ってみるという方法です。

・心理療法
・ウンセリング
・マインドフルネス
・ヒプノセラピー

などを受けることにより、通常では1年、2年もしくは長期に渡り抱えているお悩みもできるだけ素早く回復をすることができます。そうすることにより、キャリアアップ、結婚なども含めてみるみるあなたが得たいと思っていた未来を手にするきっかけを早めることができるようになっていきます。

インナーチャイルドとアダルトチルドレンを癒して、あなたらしく生きよう。

現代催眠

この記事では、アダルトチルドレンとインナーチャイルドの癒しのプロセスに焦点を当て、具体的なステップやアプローチについてお伝えさせていただきました。

アダルトチルドレンは過去の傷に向き合い、感情の解放を図り、インナーチャイルドの関係を強化することで成長と癒しを促進します。

インナーチャイルドのアプローチや儀式を通じて、感情の解放や自己受容の手段を見つけ、過去のトラウマからの癒しを享受します。これらのステップとアプローチを組み合わせ、アダルトチルドレンとインナーチャイルドは共に成長し、未来への希望に満ちたあなたでいられるきっかけになれましたらとても嬉しいです。

この記事を書いた人

公認心理師・産業カウンセラー。カウンセリング経験数1万人以上。大手クリニックで臨床心理士20名を統括。その後は独立。現在は10名のカウンセラーを束ねながら、企業への講演会、顧問として社内のハラスメント及び従業員のメンタルケア及び経営者のメンターとしてアドバイスも実施しています。

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