マインドフルネスの基本「今ここに意識を向ける生き方とは」

マインドフルネス

今ここに意識を向けてください。そう言われてもなかなか難しい…。そんなふうに思ったことはありませんか。この記事では、マインドフルネスを行いたいけれど何をしたら良いのか分からないと思っている方や、もっと詳しくマインドフルネスについて触れてみたい。そう感じているあなたにおすすめの記事です。

この記事を最後まで読むと、きっとよりリラックス効果の高いマインドフルネスを身につけることができますよ。
さぁ、一緒に読み進めていきましょう。

目次

マインドフルネス。今ここに意識を向けるとはどういうこと?

自己催眠

現代の生活では様々なプレッシャーや課題に直面し、その中で心の平静を保つことは難しいものです。そんな中、注目を浴びているのが「今ここ」に焦点を当てるマインドフルネスのアプローチです。これは瞬間瞬間に注意を向け、過去や未来から解放され、現在の瞬間を深く味わうことに重点を置いています。具体例を通してその効果を見てみましょう。

仕事において、通勤の電車内でのマインドフルネスを実践することは可能です。座席に座ったら、まず深呼吸をして周りの雑踏や電車の音に注意を向けます。次に、窓から見える景色や通り過ぎる街の様子に意識を集中させます。これにより、通勤時間がただの移動ではなく、心を落ち着かせる瞬間となります。

ランチタイムにおけるマインドフルネスも効果的です。食事の前に深呼吸をし、食べ物の香りをかいで、見た目を観察します。そして、口に運ぶ瞬間の味わいに心を傾けます。これは単なる食事ではなく、五感を使って食べることを楽しむ意識的な行為です。

これらの日常の小さな瞬間に「今ここ」に注意を向けることで、心が安定し、ストレスが和らぐことが期待できます。忙しい日々においても、これらのシンプルなマインドフルネスの実践を通じて、心がより意識的で充実した現在にフォーカスできるでしょう。

意識を今ここに持っていく。具体的なマインドフルネスの方法を2つ紹介。

潜在意識コンサル

忙しい日々の合間にできるマインドフルネス

日々の慌ただしいスケジュールの中で、深呼吸を取り入れることで、心と体をリフレッシュしましょう。デスクに座りながらできる簡単な深呼吸や、窓から外の景色を眺めながらのリラックス呼吸は、瞬時にストレスを和らげ、気分をリセットする効果があります。短時間でできるので、日中の合間に取り入れてみてください。

①今ここに、椅子に座っている感覚を感じとります。
②足の裏の感覚に意識を向けていきます。
③あなたの足、手、頭の重さなど順番に意識をずらしていきます。
④最後に、今ここにある呼吸について意識を向けます。

呼吸をするときは、鼻からゆっくりと息を吸って、2秒止めて、ゆっくりと口から5秒かけて息を吐き出すことでよりリラックスしたマインドフルネスを行うことができるようになります。

憂鬱になる雨の日も気分を変えてマインドフルネスに利用しよう

毎日の中で五感を活かして、プチ瞑想を試してみましょう。五感を研ぎ澄ませることで、日常が新たな発見となるでしょう。例えば、雨の日の窓から聞こえる音や、風に揺れる木々の様子に心を寄せることで、日々の小さな喜びに気付くことができます。

①目と閉じて意識を外に持っていきます。
②風の音を感じます。
③雨の音に耳を澄ませてみます。
④窓を開けることができたら、雨の香りも感じます。
⑤いつもよりも湿った空気を、呼吸を通して感じていきます。

このように、雨の日でも上手にマインドフルネスの時間をとることができる様になりますので、おすすめです。

マインドフルネスを通して、あなたの本当の気持ちに気づく。

催眠術教室

ゆっくり呼吸をした後に、「ありがとう」日記を毎日3つ書いてみよう

日常の中で見逃しがちな小さな幸せや嬉しかった瞬間を感謝の気持ちとともに日記に綴ってみましょう。これは忙しい日々の中でも取り組みやすく、振り返ることで自然とポジティブなエネルギーが広がります。感謝の気持ちを大切にし、日々の中にある美しい瞬間に心を開いてください。

日常でも意識をずらすことは大切。そんなに良いことなんてないよ…。と思う日もあるかもしれません。
そんな時こそ、「本当に良いことないかな?」と振り返ってみるのもおすすめです。今日の食事がとれていること、病気ではなく健康でいられること、全ての日常が本当に当たり前のことなのか?もしかすると、大切なことを忘れてしまっているのかもしれません。

自分への優しさを大切に。マインドフルネスを通して感じてほしいこと

マインドフルネスは決して自分を責めるものではありません。むしろ、自分が抱える感情や思考を受け入れ、白なのか、黒なのか自分のことを自分で裁かない時間にします。

これが、自分への優しさの出発点です。心に湧き上がる感情やストレスに対して寛容でいることで、自分と向き合う姿勢が変わり、内なる平和を見つけることができる様になっていきます。

マインドフルネスはまた、呼吸や身体の感覚に意識を向けることを通じて、自分の存在を再発見する手助けになることを意外と無視をしてしまう方も多いものです。

自分の身体や心の状態に気づくことで、自分に対する理解が深まり、それが自分への優しさへと繋げていく。そして、自分への優しさは、他者への優しさへと繋がります。

そうすることで、他者との関わり方も少しずつ変化をし、自分のことを大切にしてくれる人も増えていきます。

この様にマインドフルネスを通して得た内なる安定と穏やかさが備わった心は、他者に対しても同様に柔軟に穏やかな人生を歩むことができるきっかけになります。

ぜひ、こうしたポジティブな変化が、私たちの人間関係や日常の生活において喜びと満足をもたらすのです。マインドフルネスを通じて、自分への優しさを育んで、心の旅を深めていきましょう。

さぁ、マインドフルネスをやってみよう。あなたが自分らしくあるために。

自己催眠

日常生活において、マインドフルネスを取り入れることで、心の余裕を育むことができます。基本の呼吸法や五感の活用から一歩進んだ感謝の日記やマインドフルな食事まで、様々な方法があります。そして、自然とのふれあいがもたらす深い安心感も忘れてはいけません。日常に取り入れやすい方法から究極のマインドフルネスまで、自分に合ったスタイルを見つけ、心豊かな日々を過ごしてみてください。

この記事を書いた人

公認心理師・産業カウンセラー。カウンセリング経験数1万人以上。大手クリニックで臨床心理士20名を統括。その後は独立。現在は10名のカウンセラーを束ねながら、企業への講演会、顧問として社内のハラスメント及び従業員のメンタルケア及び経営者のメンターとしてアドバイスも実施しています。

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