催眠療法は本当に効果があるの?催眠療法士が本音を暴露

催眠療法

今、あなたはどんなことを感じ、どんな人生を歩んでいますか。楽しい時もあるけれど、なぜだかわからない不安や恐れを感じているという方も多いのではないかなと思います。「不安」や「恐れ」があることによって危険を回避できることもあるので、長く生き残るためには必要なこともあるでしょう。

しかし、解決したい問題がなかなか解消されず苦しい、この状況はもう諦めるしかもうないのか…。もしそのようなことを感じているのなら、催眠療法が助けになるかもしれません。

催眠療法とは、心理療法の一つで、催眠状態に誘導した後、治療暗示を行うことによって、悩みの軽減や解消をもたらすことができるものです。「催眠状態」と言っても、意識を失ったり、催眠者の意のままに操られることはなく、怖くありませんのでご安心くださいね。

次の章では、催眠療法は実際効果があるのか、ということをみていきましょう。

目次

催眠療法は効果があるって本当?

催眠療法

催眠療法は、最先端の心理療法として確立された催眠療法です。欧米では脳科学などによる効果の証明がされており、医療機関で治療法として認可されています。

心の傷やトラウマなどから自身を解放する方法として、催眠療法は注目を浴びています。催眠療法によって人生がどう変化するかは、同じ悩みを抱えていても、人によって異なります。

例えば人間関係に問題がある場合、「相手と良好な関係になる」とは限りません。もし関係を解消するのが最適の解決法ならば、「勇気と自信を持って、関係を解消する行動を起こす」という変化が本人に起きます

誤った思い込みがなくなって自分の決断に自信を持てるので、ストレスや不安を感じることなく変化が起きます。問題がどう解決するのかを事前に予測することはできませんが、言えるのは「最善のことが起こる」ということです。

催眠療法によって自分の在り方が変わると、周囲が変わり、人生が変わっていきます。実際に催眠療法の効果についてはアメリカでかなり研究をされており、こんなことも言われています。

Once there, the professional uses hypnosis to help the individual overcome phobias, manage their weight, and better handle stress

American Psychological Association, 2020

催眠療法を利用することにより辞めたいと思っていた行動やストレスのコントロールをしやすくなる効果があると言われています。特に、催眠療法を終えたときにはきっと、リラックスと安心感に包まれ、温かくポジティブな力が湧いてくるでしょう。それでは、催眠療法の効果はどのようなことと関係しているのでしょうか。

催眠療法の効果は暗示性によるって本当?

催眠療法

暗示性とは、催眠のかかりやすさのことです。催眠にかかりやすい方には「想像することが得意」「感受性が豊か」「疑い深くない」「素直である」「考え方が柔軟」という特徴があるようです。

もし今当てはまらなくても、催眠にかかろうという協力態勢があったり、繰り返し催眠を受けることにより、催眠に深く入れるようになれます。また、催眠術に対して興味を持ち、セラピストの誘導を信頼して身を任せられる方は、かかりやすいということが言えます。

反対に、防衛本能が働いて「催眠にかかりたくない」という思いが強い場合は、なかなかかからないかもしれません。しかし、「今を変えたい」「どうしても得たいものがある」場合は、暗示性が高まり催眠がかかりやすくなります。それでは、催眠療法は、なぜ効果的と言われているのかを見てみましょう。

催眠療法の効果が高い人
・見えない力を信じている
・状況を変えたい気持ちが強い
・自分の気持ちを大切にする人

催眠療法の効果が低い人
・変わりたくない
・人を信じない
・ロジカル思考が強い

このように催眠療法は全ての人に効果的とは言えません。なんとなく受けてみた場合はかかりずらくなります。逆に本気で今の状況を変えたい!と強く願う人の方が効果的に催眠を行うことができますのでおすすめです。

催眠療法が効果的と言われているたったひとつの理由

催眠療法

催眠療法は、催眠誘導という手法を使い普段はアクセスできない潜在意識に働きかけ、問題解決の糸口を見つけます。潜在意識は、普段私たちが意識することのできない領域ですが、そこにはすっかり忘れてしまった膨大な体験、知識、情報も格納されています。

私たちはそれらの情報によって、良くも悪くも「自分はこういう人間だ」という思い込みを作り、その思い込みによって私たちの現実が創られています。潜在意識は、私たちの人生にとても大きな影響を与えているということですね。

自分の頭で考えてなかなか答えが出ない、頭ではわかっているけれどできない、という問題を解消するには、潜在意識と対話する必要があります。催眠療法は潜在意識に直接的にアプローチするので、とても効果が期待できるのですね

自分にとって好ましくない思い込みを持っていたら、催眠療法を用いることで、それを好ましいものに変え、望む現実を創ることができます。催眠療法では、あなたの心の奥深くにある傷を慎重に癒して、誤った思い込みを修正します。次の章では、どのような人が催眠療法の効果を得やすいのか見てみましょう。

催眠療法の効果は変えたい気持ちが強いほどかかりやすい

ヒプノセラピー

催眠療法を利用するときには、「自分が催眠にかかるわけない」と頑なに思わず、「催眠にかかって自分を良く変えよう」と素直に前向きに取り組む気持ちがあれば、より効果を感じることができるでしょう。

人は予測できることを好む傾向があるため、自分は催眠にかかると信じている人や、催眠の効果に期待している人は、催眠状態に入りやすく自分の願いを叶えやすいのです。

また、催眠療法は一つのきっかけであるので、本当に悩みを解決するためには、受けた後の行動が大切であると言えます。催眠療法を受けると、過去の傷が癒され心の状態が整うので、自分に活力が戻って新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてくるでしょう。

それでも、まだ催眠療法は怪しい..と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、併せて下記の記事も読んでいただくことをおすすめしています。

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