[催眠術師が教える]自己催眠の特徴とできることを徹底解説

自己催眠

あなたには、なりたい理想の自分というものはありませんか?例えば片付けができない自分を変えたいだとか、仕事や勉強にもっと意欲的に取り組みたい、人や周囲の状況に流されてしまう自分を変えたいという思いを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんね。

あるいは周りから認められたくて、疲れているのに頼まれごとを断れない自分を変えたいと思っている心やさしい人もいらっしゃるでしょう。ですが、これまでに身についた習慣や癖は、意識してもなかなか改善しないことが多いんです。

そんな「自分自身の力」だけではどうにもできないときには、自己催眠がおすすめです。なぜなら、人の行動や思考の95%は潜在意識に支配されていると言われています

自己催眠は人の意志決定を行っている潜在意識にダイレクトにあなた自身の考えている「理想の自分」をインプットするため、少しずつあなたの理想に近付くことができるんです。ここでは、自己催眠と他者からの催眠の違いや自己催眠で得られる効果、安全性やどのような方に向いているかについて解説します。

①自己催眠の前に知っておきたい催眠の基礎

自己催眠

いきなりですが..催眠と聞くとあなたはどんなイメージがありますか?よくTVショーで見るような手が固まる、わさびが甘くなるなどの派手なショーを想像するかもしれません。しかし、催眠は決して特別なものではなく日常生活でも頻繁に起きている現象なんです。まずは、自己催眠を行う前に、まずは「催眠」とは一体何かについて知識について紹介をしていきます。

1-1:催眠とは?

催眠とは、脳内が催眠状態になることを示しています。この催眠とは相手を意のままにコントロールするのではありません。例えば、授業中にぼーっとしているとき、TVをみている時も既に催眠状態になっていることがほとんどです。他の表現の方法として、実際にイメージしている内容が実体験を帯びているような状態になっていることです。

例えば、成功している自分、前向きになり堂々と道を歩いている自分などを無意識の中で体験をしていると、実際の成功体験のように感じることができます。

もっと詳しく催眠について知りたい方は、「催眠とは?現役の催眠術師が徹底解説」を併せて読んでいただくことをおすすめしています。

1-2:催眠のメカニズムを紹介

先ほど、催眠とは何か?について簡単にお伝えをしました。次は、催眠のメカニズムについて簡単にお伝えをします。きっとこの文章を読んでくださっている方はすでに潜在意識と顕在意識についてはご存知かもしれません。少し復讐がてらお伝えをしますと、私たちには潜在意識と顕在意識の両方があります。

割合は、潜在意識が95%で顕在意識が5%と言われています。このように日常の95%の判断は潜在意識によるものですが、厄介なことに理性的な顕在意識はたった5%しかありません。

そのため、例えばあなたが「前向きになりたい」「モチベーションを上げたい」と思っていたとしても潜在意識が望んでいなければそれは実現しません。それどころか、潜在意識は変化を嫌うため「モチベーションが続かない自分」を必死で維持しよう!と頑張ってしまうのです。

そこで、役に立つのが催眠のメカニズムです。脳波を潜在意識に直接アクセスできるように催眠状態にします。例えば、あなたが前向きになり自信がほしい!とお思った時のはその言葉(暗示)の文章を入れます。そうすることで、先ほどお伝えした無意識の95%にアクセスをすることができ、言葉の通りのことが実現をします。

自己催眠の正体とは?

自己催眠

催眠とは、おおざっぱな言い方をすれば、「暗示」のことです。暗示とは、その方の思考や感覚などに影響を与える言語的な刺激や、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感による非言語的な刺激のことです。

催眠と聞くと、催眠療法士や催眠術師といった専門知識を学んだ第三者からかけてもらうものというイメージが強いのではないでしょうか?ですが、こうした暗示を自分自身にかけることが「自己催眠」なんです。

例えば、「今日の自分は運がいい」とか「次の休みを満喫するために今は仕事を頑張ろう」といった自分自身の気持ち一つで、本当に良いことが起こったり頑張れたりすることがあるでしょう。

また、大事な勝負事の際にあなた自身が決めたルーティーンを再現することで驚くほど良い結果が出たり、大好きな音楽や気に入った香りを嗅ぐことで気持ちを切り替えたりすることもできます。

<自己催眠とは?>
自分自身で潜在意識にアクセスをして、なりたい自分や理想としている自分をインプットすること

自己催眠と他者催眠では何が異なるの?

自己催眠

他者催眠とは、先に述べたように催眠療法士や催眠術師といった第三者の催眠誘導によって催眠状態に入ることを指します。これに対し、自己催眠は文字通りあなた自身の力によって催眠状態に入ることです。

他者催眠と自己催眠の大きな違いは、催眠状態の深さにあります。自己催眠は催眠状態に入っていくあなた自身を自らコントロールしなければなりません。そのため、意識の一部を覚醒した状態に保たなければならず、比較的浅い催眠状態にしかなれない傾向があります。

深い催眠状態に入ってしまうとあなた自身の意識を保つことができず、眠りに落ちてしまうことがあるのです。これに対し、他者催眠はすべての意識を第三者にゆだねることができるため、仮に意識を手放してしまって眠ったような状態になったとしても、あなた自身の潜在意識に暗示が届けられるため、催眠をかけてくれる方の誘導に従って深い催眠状態に入れるのです。

<自己催眠と他者催眠の違い>

自己催眠…
自分自身で潜在意識にアクセスをして、催眠状態になりなりたい自分やリラックスした状態になること

他者催眠..
催眠療法士や催眠術師の誘導により、潜在意識を書き換えていくこと

自己催眠でできること

さて、ここまで自己催眠についてご紹介をしてきました。この章では、自己催眠を具体的にどのようなことができて、あなたの日常生活がどのように変化するのかを紹介していきます。本当にそんなことできるの?と思う内容もあるかもしれませんが、ぜひ最後まで目を通していただけると嬉しいです。

自己催眠

自分自身の内側について

・モチベーションを上げる
・心をすっきりとさせる
・自信を持つことができる
・リラックスさせることができる
・ぐっすり眠れるようになる

自己催眠

パフォーマンスの向上

・記憶力を上げる
・集中力を上げる
・ダイエット効果が見込める
・新いアイディアが浮かんでくる
・トレーニングの効果が出やすくなる

このように自己催眠は、自分の心の内側を楽する内容とパフォーマンス向上をするために利用する2つの方法があります。一度自己催眠を習得することにより様々なことができるようになるのはとても嬉しいですよね。続いて、自己催眠は本当に安心なの?ということについて触れていきたいと思います。

自己催眠は本当に安全なの?

自己催眠

催眠と聞くと、とても専門的な分野という印象を抱いている方も多いでしょう。そのため、知識のない一般の方が自己催眠を行うのは危険ではないかと不安を感じることもあるのではないでしょうか。実際に私の講座にいらっしゃる方も自分ひとりで自己催眠をすることは、危険だと思うんです…。というご相談もいただきます。

催眠術師として正直なことをお伝えしますと、遊び半分で自己催眠を行ってしまうとかえって情緒が乱れてしまう可能性もあるのです。特に、暗示性が高い方ですと自己催眠の際にネガティブなことが頭によぎると、その描いたネガティブな内容が頭の中に定着をするというリスクもあります。そのため自己流で自己催眠を行うことに少し危険性を感じているのが本音のところです。

しかし、「あなた自身を信頼すること」と「催眠の基本を理解する」という2つさえしっかりと守れば、安全に自己催眠を行うことができます。自己催眠は基本的に安全なものですので、上記の2点を守り、自己啓発やあなた自身の生きづらさを解消する手助けになりますのでやってみてください。

自己催眠を正しく活用すれば、安全に利用をすることができます。しかし、ネガティブな気持ちが強い時は他者催眠の方が安心です。

自己催眠はどんな人が適しているの?

自己催眠

実は、私たちは日常生活の中で、無意識のうちに自己催眠を行っていることがあるのです。例えば「うまくいくはず」と自分自身に言い聞かせることで思った以上の成果を出せたり、昔好きだった曲を聞くことで、その曲をよく聞いていた昔の幸せな感情が甦ったりすることがあるでしょう。

こういった自己催眠は、脳の正常な働きによるものです。実は、人によってこういった暗示にどのくらいかかりやすいかは変わってきます。例えば、幽霊を見たことがある人や想像力が豊かな人、周囲から天然だと言われるような純粋な人は、自己催眠にかかりやすい可能性が高いようです。

自己催眠とは、あなた自身が自分にかける暗示です。そのため、純粋な考え方ができる人や、催眠の効果を強く信じられる人ほど強い効果を得られるのです。

自己催眠が向いている人の特徴
・スピリチュアルなどが好き
・見えない力を信じることができる
・どうしても現状を変えたいと思っている
・前向きになりたいなどの強い思いがある
・日頃からトレーニングなどで集中力がある
・アーティストなど日頃から創造に携わっている

自己催眠が向いている人についてお伝えをしましたが、その一方で自己催眠が向いていない人にはどんな特徴があるのでしょうか。次の章でお伝えします。

自己催眠が向いていない人はどんな人?

自己催眠

自己催眠が向いている人もいれば、自己催眠ではなく他者催眠の方が効果的に催眠状態になることができる方もいます。そこでこの章では自己催眠に向いていない人の特徴についてお伝えをします。

例えば、自分自身の意見にこだわりを持っている方や喜怒哀楽といった感情を表現することが苦手な方、そもそも初めから催眠の力を信じていない方は、自己催眠にかかりにくかったり思うような効果が得られなかったりする可能性もあります。

というのも、実は催眠にかかりにくい方というのは、無意識のうちにすでに自分で自分自身に「催眠なんて効果がない」といった強力な暗示をかけている状態なのです。そのため、催眠に頼るのは意味がないという考えが強固であればあるほど、新たにポジティブな自己催眠をかけることが難しくなります。

自己催眠が向いていない人の特徴
・集中することが苦手
・感情表現をすることが苦手
・強いストレスを抱えている方
・他者の催眠にかかったことがない方
・催眠の力を信じることができていない方

まずは自己催眠を体験してみませんか?

催眠 モチベーション

催眠は難しいというイメージや、危険なものという印象を抱いている方もいらっしゃるでしょう。特に、自分自身に催眠をかける「自己催眠」は、素人が気軽に手を出してしまうとかえってよくないことになるのではないかという不安を抱いている方も少なくないはずです。

確かに、自己催眠に対するきちんとした理解がないまま、遊び半分で催眠を行ってしまうと、精神的な不調を引き起こしてしまう可能性もゼロではありません。

ですが、正しい理解と手順を守れば、あなた自身の力で前向きな気持ちを手に入れられたり、あなた自身が抱えている「生きづらい」という気持ちを軽減したりできるはずです。次回の記事では、具体的に自己催眠をどのように行うのかをお伝えをしますので、ぜひ自己催眠に挑戦をしてみてください。「今すぐできる自己催眠の方法」について読んでみる。

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